SMILE (Small Incision Lenticule Extraction) は、角膜内に精密なレンチクル(角膜組織片)をレーザーで作成し、約2mmの極小切開から取り出すことで視力を矯正する、最先端のレーザー屈折矯正手術です。
角膜フラップを作成しないため、LASIKやLASEKと比較して眼の構造への負担が少なく、安全性が高いのが特徴です。
SMILE手術には「SMILE」と「SMILE Pro」の2種類があり、従来法と異なりフェムトセカンドレーザーにより角膜実質層を直接照射することで、角膜への影響を最小限に抑えます。
この技術はドイツのZEISS社によって開発され、VisuMaxレーザーシステムを使用してのみ実施されます。米国FDAによってその安全性と有効性が認められています。
レーザーのエネルギーが高すぎると、角膜内に気泡が発生し、切開面が粗くなることがあります。
SMILE手術では、通常のLASIKに比べて約600分の1という非常に低いエネルギーで照射されるため、角膜の切開面が滑らかに仕上がります。
その結果、視力の回復が早く、見え方の質も向上します。
手術当日の目の充血や痛みはほとんどなく、角膜上皮を除去しないため、翌日から通常の生活に復帰することが可能です。
スマイル(SMILE) | レーシック(LASIK) | ラセック(LASEK) | ICL(有水晶体眼内レンズ) | |
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高度タイプ(Advanced) | 💎スマイルプロ(SMILE Pro) ・従来の約4倍のスピード ・手術時間は10秒以内 |
💎カスタマイズ矯正レーシック(PersonalEYES LASIK) ・高次収差まで対応する 精密な矯正 ・ハロー・グレアや 残存乱視の軽減に効果的 |
💎カスタマイズ矯正ラセック(PersonalEYES LASEK) ・高次収差まで対応する 精密な矯正 ・ハロー・グレアや 残存乱視の軽減に効果的 |
💎ビバICL(Viva ICL) ・老眼と近視を同時に矯正 ・EDOF (焦点深度拡張)技術を採用 |
基本タイプ(Basic) | スマイル(SMILE) | レーシック(LASIK) | ラセック(LASEK) | 近視および乱視の矯正が可能 |
手術方法(Method) | フラップを作成せず、最小限の侵襲で角膜内にレーザーを照射 | 角膜にフラップ(ふた状の切開)を作成し、その下にレーザーで矯正 | 角膜上皮を取り除いた後、レーザーで矯正 | 角膜の端を2〜3mmほど切開し、虹彩の後ろにオーダーメイドレンズを挿入 |
特徴(Characteristics) | 安全性が高く、回復も早い | 痛みが少なく、スムーズな回復 | 外部からの衝撃に強い | 角膜を削らないため、強度近視や角膜が薄い方でも対応可能 ハロー・ドライアイ・近視戻りのリスクを軽減 レンズの取り外しや交換が可能 |
適している方(Best for) |
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術後のケア(Postoperative Care) | - | 手術直後は、目への衝撃や圧力を避けてください。 | 3〜6ヶ月のケアが必要です。 | 定期的な検診と衝撃への注意が必要です。 |
術後の検診 | 手術翌日、1ヶ月後、6ヶ月後、1年後に検診を行います | 手術翌日、4日後、および3〜6ヶ月間の長期的な経過観察 | 1ヶ月間は毎週通院が必要で、その後も定期検診が求められます。 | |
痛み・ダウンタイム |
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If required, medical certificate will be provided for the postop check-up overseas.